週刊俳句のスピンオフ。忌日俳句をつくるサイトです。
今年は、2月29日がありませんでした。ウィキペディアでは、こんな人たちの忌日になります。参考までに、記します。1868年 - ルートヴィヒ1世、バイエルン王(* 1786年)1904年 - アンリ・J・ペロタン、天文学者(* 1845年)1928年 - 後藤勇吉、飛行機操縦士(* 1896年)1932年 - ラモン・カザス、画家(* 1866年)1940年 - 頼母木桂吉、逓信大臣・東京市長(* 1867年)1944年 - ペール・スヴィンヒュー、フィンランド大統領(* 1861年)1968年 - ヒューゴー・ベニオフ、地震学者(* 1899年)1968年 - 西田天香、宗教家(* 1872年)2000年 - 松本英彦、サックス奏者(* 1926年)2000年 - 浅野輔、ニュースキャスター、翻訳家(* 1933年)2004年 - 鏡里喜代治、大相撲第42代横綱(* 1923年)2004年 - 渡辺範彦、ギタリスト(* 1947年)2008年 - ヴィタリー・フェドルチュク、第5代ソ連国家保安委員会議長(* 1918年)2008年 - 山田晶、哲学者(* 1922年)2008年 - 高橋達也、サックス奏者(* 1931年)閏日を忌日としたる王がいる
奇しくも松本英彦と高橋達也という日本を代表する名テナーサックス奏者が閏日に亡くなっているんですね。能く聞きに行きました。合掌。地より湧き朧となれるテナーかな
山ざくら弥生満月秀雄の忌 猫髭有名人の墓を掃苔する趣味はないのだが、鎌倉に住んでいると、吟行の案内役に借り出されて、寿福寺(虚子一門の菩提寺)や東慶寺や本覚寺を案内することがあり、そうすると有名人の墓を教えることになるついでに拝むことになる。小林秀雄の墓は東慶寺にある。山桜が一本植えてある五輪塔の墓で、大袈裟ではなくなかなか感じがいい墓である。四季の花も目を楽しませてくれる。今年は一日と三十一日が満月で、一月もそうだった。
盗作も賭博も好きで三汀忌 猫髭地元の鎌倉で飲食することが多いので、いきおい鎌倉文士達の店と重なる事になり、小林秀雄や江藤淳とかち合うと呑み食いしている気がしないので、なるべく避けるようにしていたが、それでも久米正雄や永井龍男の俳句の短冊などを目にする機会は多い。久米正雄は芥川のついでに語られる事の多い文士だが、なかなか波乱万丈な人生で、夏目漱石の娘に懸想して大騒ぎを起こした話は有名。かなり情けないくらい未練たらしい男であるが、憎めないところもある。
身を運ぶ足二本あり半七忌
春宵の無明に<1> 岡潔の忌
無私とても流儀 小林秀雄の忌
秀雄の忌ずらっと並ぶトートロジー
宣長の眼となり手となり秀雄の忌
老人に美学半七綺堂の忌
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今年は、2月29日がありませんでした。
ウィキペディアでは、こんな人たちの忌日になります。
参考までに、記します。
1868年 - ルートヴィヒ1世、バイエルン王(* 1786年)
1904年 - アンリ・J・ペロタン、天文学者(* 1845年)
1928年 - 後藤勇吉、飛行機操縦士(* 1896年)
1932年 - ラモン・カザス、画家(* 1866年)
1940年 - 頼母木桂吉、逓信大臣・東京市長(* 1867年)
1944年 - ペール・スヴィンヒュー、フィンランド大統領(* 1861年)
1968年 - ヒューゴー・ベニオフ、地震学者(* 1899年)
1968年 - 西田天香、宗教家(* 1872年)
2000年 - 松本英彦、サックス奏者(* 1926年)
2000年 - 浅野輔、ニュースキャスター、翻訳家(* 1933年)
2004年 - 鏡里喜代治、大相撲第42代横綱(* 1923年)
2004年 - 渡辺範彦、ギタリスト(* 1947年)
2008年 - ヴィタリー・フェドルチュク、第5代ソ連国家保安委員会議長(* 1918年)
2008年 - 山田晶、哲学者(* 1922年)
2008年 - 高橋達也、サックス奏者(* 1931年)
閏日を忌日としたる王がいる
奇しくも松本英彦と高橋達也という日本を代表する名テナーサックス奏者が閏日に亡くなっているんですね。能く聞きに行きました。合掌。
地より湧き朧となれるテナーかな
山ざくら弥生満月秀雄の忌 猫髭
有名人の墓を掃苔する趣味はないのだが、鎌倉に住んでいると、吟行の案内役に借り出されて、寿福寺(虚子一門の菩提寺)や東慶寺や本覚寺を案内することがあり、そうすると有名人の墓を教えることになるついでに拝むことになる。小林秀雄の墓は東慶寺にある。山桜が一本植えてある五輪塔の墓で、大袈裟ではなくなかなか感じがいい墓である。四季の花も目を楽しませてくれる。今年は一日と三十一日が満月で、一月もそうだった。
盗作も賭博も好きで三汀忌 猫髭
地元の鎌倉で飲食することが多いので、いきおい鎌倉文士達の店と重なる事になり、小林秀雄や江藤淳とかち合うと呑み食いしている気がしないので、なるべく避けるようにしていたが、それでも久米正雄や永井龍男の俳句の短冊などを目にする機会は多い。久米正雄は芥川のついでに語られる事の多い文士だが、なかなか波乱万丈な人生で、夏目漱石の娘に懸想して大騒ぎを起こした話は有名。かなり情けないくらい未練たらしい男であるが、憎めないところもある。
身を運ぶ足二本あり半七忌
春宵の無明に<1> 岡潔の忌
無私とても流儀 小林秀雄の忌
秀雄の忌ずらっと並ぶトートロジー
宣長の眼となり手となり秀雄の忌
老人に美学半七綺堂の忌
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