週刊俳句のスピンオフ。忌日俳句をつくるサイトです。
ヴェルサイユ時雨れてマダム大屋の忌万引き犯捕まらずして緑波の忌
薔薇に薔薇薔薇を重ねて龍三郎忌 猫髭御多分に漏れず、昔は絵画全集は「ルノワール」から始まり「ゴッホ」が次に来るというのが定番だったので、ルノワールに師事した梅原龍三郎もファンになったが、子どもの頃の好みは大人になると変わるので、ルノワールもゴッホもそれほど好きではなくなったが(ゴッホは書簡集に痺れた)、梅原龍三郎だけはずっと好きだった。死ぬまで奔放な色彩を追求して枯れなかったからかもしれない。最後に見たのは有楽町の梅原展の薔薇の画だったが、赤をぐりぐりのたくらせただけで、本物の薔薇が色褪せるくらい薔薇だった。
男爵のえくぼの深き緑波の忌あかね射す浅間の煙龍三郎忌茶柱が寄り添ふ大屋政子の忌球子の忌バケツに絵具どさと入れワイエス忌落葉の栞を孤独とす
富士に足す絵の具片岡球子の忌
ワイエス忌写生の極地超リアル
風景もメランコリックにワイエス忌
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ヴェルサイユ時雨れてマダム大屋の忌
万引き犯捕まらずして緑波の忌
薔薇に薔薇薔薇を重ねて龍三郎忌 猫髭
御多分に漏れず、昔は絵画全集は「ルノワール」から始まり「ゴッホ」が次に来るというのが定番だったので、ルノワールに師事した梅原龍三郎もファンになったが、子どもの頃の好みは大人になると変わるので、ルノワールもゴッホもそれほど好きではなくなったが(ゴッホは書簡集に痺れた)、梅原龍三郎だけはずっと好きだった。死ぬまで奔放な色彩を追求して枯れなかったからかもしれない。最後に見たのは有楽町の梅原展の薔薇の画だったが、赤をぐりぐりのたくらせただけで、本物の薔薇が色褪せるくらい薔薇だった。
男爵のえくぼの深き緑波の忌
あかね射す浅間の煙龍三郎忌
茶柱が寄り添ふ大屋政子の忌
球子の忌バケツに絵具どさと入れ
ワイエス忌落葉の栞を孤独とす
富士に足す絵の具片岡球子の忌
ワイエス忌写生の極地超リアル
風景もメランコリックにワイエス忌
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