週刊俳句のスピンオフ。忌日俳句をつくるサイトです。
汽車走る雨ニモ負ケズ賢治の忌
秋の蚊のじつと見てゐる志ん生忌 猫髭志ん生は子どもの頃、ラジオで「狸賽」を聞いて笑い転げ、ファンになった。当時は差別用語といった差別が無かった時代で、随分と「この世学問」を学んだが、存在自体が落語というのはなかなかいない。今の噺家では柳家小三治がそういう味を持っているが、志ん生は桁外れだった。有名ななめくじ長屋で、なめくじが家中這い回って、ナイフで切っても錐で突いても血が出ないから、あれはまったく血も涙もねえやつだ、なんぞと言って、なめくじが夜中にピシッピシッと鳴く話なんぞをするのは志ん生くらいだろう。蚯蚓鳴くどころか蛞蝓鳴くとは、いやはや。
ビタミンが足りぬ宮川左近の忌 ameo
鳥の声悪しき宮川左近の忌 遥三日月の見えぬ宮川左近の忌 遥
後出しで失礼。少々忙しかったもので。8γe6α蠕虫見るに賢治の忌掌中に氷窒素あり賢治の忌ストマックウォッチは秋賢治の忌貝の火の疼く夜長や賢治の忌水澄むやギター三味線左近ショー
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汽車走る雨ニモ負ケズ賢治の忌
秋の蚊のじつと見てゐる志ん生忌 猫髭
志ん生は子どもの頃、ラジオで「狸賽」を聞いて笑い転げ、ファンになった。当時は差別用語といった差別が無かった時代で、随分と「この世学問」を学んだが、存在自体が落語というのはなかなかいない。今の噺家では柳家小三治がそういう味を持っているが、志ん生は桁外れだった。有名ななめくじ長屋で、なめくじが家中這い回って、ナイフで切っても錐で突いても血が出ないから、あれはまったく血も涙もねえやつだ、なんぞと言って、なめくじが夜中にピシッピシッと鳴く話なんぞをするのは志ん生くらいだろう。蚯蚓鳴くどころか蛞蝓鳴くとは、いやはや。
ビタミンが足りぬ宮川左近の忌 ameo
鳥の声悪しき宮川左近の忌 遥
三日月の見えぬ宮川左近の忌 遥
後出しで失礼。少々忙しかったもので。
8γe6α蠕虫見るに賢治の忌
掌中に氷窒素あり賢治の忌
ストマックウォッチは秋賢治の忌
貝の火の疼く夜長や賢治の忌
水澄むやギター三味線左近ショー
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