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テンガロンハットを置きぬ一也の忌 露結
わが宿に吹く風千秋実の忌 猫髭千秋実はいい脇役だった。彼の飄々としてうらぶれた顔を見ていると「わが宿の いささ群竹吹く風の音のかそけきこの夕べかも 大伴家持」の歌を思い出す。中年になって、木枯らしの吹く鋪道を背を丸めて家路を辿る、そういう男の後ろ姿のような渋い役者だった。
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テンガロンハットを置きぬ一也の忌 露結
わが宿に吹く風千秋実の忌 猫髭
千秋実はいい脇役だった。彼の飄々としてうらぶれた顔を見ていると「わが宿の いささ群竹吹く風の音のかそけきこの夕べかも 大伴家持」の歌を思い出す。中年になって、木枯らしの吹く鋪道を背を丸めて家路を辿る、そういう男の後ろ姿のような渋い役者だった。
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