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秋津洲古代水脈迢空忌
まれびとは夜見の國より折口忌 猫髭わたくしが居た当時の國學院大學は今考えると凄いメンバーがいて、吉田健一、飯島耕一、中野孝次はじめ、国文学の気鋭の若手がごろごろいて、図書館には折口信夫全集が借り切れないほど沢山あったので、わたくしも読んで「民俗学編」(「古代研究」)や「国文学編」(殊に日本文学の発生」)に痺れた。学校のそばには小説の神様、志賀直哉が道に立ってたし、渋谷に下りると寺山修司が「毛皮のマリー」のパンフレットを配っていた。今でも東北沢の白樺書院で買った折口全集は売らずに持っている(古書でないと学生に買える値段ではなかった。1500円でも、当時は)。何よりもあの独特の文体に魅せられた。柳田学は文体に折口ほど魅力を感じなかった。
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秋津洲古代水脈迢空忌
まれびとは夜見の國より折口忌 猫髭
わたくしが居た当時の國學院大學は今考えると凄いメンバーがいて、吉田健一、飯島耕一、中野孝次はじめ、国文学の気鋭の若手がごろごろいて、図書館には折口信夫全集が借り切れないほど沢山あったので、わたくしも読んで「民俗学編」(「古代研究」)や「国文学編」(殊に日本文学の発生」)に痺れた。学校のそばには小説の神様、志賀直哉が道に立ってたし、渋谷に下りると寺山修司が「毛皮のマリー」のパンフレットを配っていた。今でも東北沢の白樺書院で買った折口全集は売らずに持っている(古書でないと学生に買える値段ではなかった。1500円でも、当時は)。何よりもあの独特の文体に魅せられた。柳田学は文体に折口ほど魅力を感じなかった。
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